◆毎年のことですが、大牟田貨物1151レ・1152レ(黒崎貨物 154レ含む)は、5月連休あたりから約1ヶ月半ほど(開始日と再開日は毎年バラバラで定まっていない)運転休み(ウヤ)になります。理由は三井化学大牟田工場などの建屋設備の整備・点検のためで、操業を一時止めるのです。その間は大牟田駅の入れ換え機関車も帰ります。この期間は決して意味なく大牟田だけには行かないようお勧めします(笑)。泣きますよ。ただし別の側面で楽しめることはありますが、それはまた別の話です。
さて、時は2017年3月18日。福岡遠征の初日。時間の都合で真っ先に黒崎に降り立ちました。駅改修も終わったようできれいになりましたね。3・4番ホームの両端には柵が設けられて、危険な場所への立ち入りが出来ないようになっています。今まで無かったのが不思議なほどで、特に違和感はありませんでした。
あと、この日はホームには同業者が全く居なかったので撮り放題。編成は銀タンコ5両10個、黄タンコは2両4個で、事実上現在のフル編成となっています。海コンは聞いた話では運用を止めたそうで、濃硝酸と液化塩素で精製した化成品をどのように出荷しているのなら。海外向け出なく国内向けになると、海コンが不要なのでね。

定刻で1152レが黒崎に到着です。
昔は何度も大牟田~追いかけ撮影しましたね。あの頃は若かったなあ(笑)。

濃硝酸タンクコンテナこと「銀タンコ」10個を5両のコキ200に積載
昔は通常6両でしたが、数年前から5両が最大に。5両未満で運転されることもしばしばです。

九州と東北でしか見られない液化塩素タンクコンテナこと「黄タンコ」4個を2両のコキ200に積載
大牟田貨物では2両4個が最大です。連結されないことも多々あります。今日はラッキーです。

黒崎駅に到着した1152レは、中身空っぽの銀タンコ編成を切り離して、側線に入れ換えます。
因みに液化塩素も中身空っぽです。

編成の切り離しや入れ換えが見られる黒崎は撮影しがいがあります。

黒崎~北九州貨物ターミナルの1152レは黄タンコだけの編成になります。
黄タンコがなければ寂しい単機となります。

現在は何時か分かりませんが、三菱化学工場内から翌日の大牟田行きの銀タンコ編成がスイッチャーによって引き出されます。
この翌日分は16時半過ぎに黒崎を出発する154レで北九州貨物ターミナルに引かれていきます。どうせなから1152レで持っていけば運用が1つ減らせるんですけど、どういう契約や決まりになっているのやら。中の人ではない私にはさっぱりです。

こうやって3編成が一同に並んだ時が1番賑やかです。

先ほどのスイッチャーが空っぽの銀タンコを工場内に推進運転します

時間になると1152レが出発です。
毎日必ずこのような賑やかな風景が見られるとは限りません。
つづく

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