幻のアングル その1~お立ち台はどこだ?
2009年9月12日に撮影したこの写真。

この写真と同じアングルを求めて、2019~2020年にかけて再度撮影のためにお立ち台を探してみましたが、全然分からず。
10年も経てば、樹木などが覆い茂って撮れなくなった幻のアングルかな?と思っていました。
地図や上空写真をにらめっこをして出た結論、それはこのお立ち台にマンションが建ったから撮れなくなったのです。
そりゃあ見つからないですね。2009~2016年の大牟田在住時に再履修したかどうかは、膨大なデータから探すしかありません。

旭町1号踏切を通過して、スポーツ専門店・スポーツクラブ裏側を走る第4便が見えます。

東泉町1号踏切を通過する様子

すごい遠距離から撮ったものですね。懐かしの黄タキが写っています。

当時は恥ずかしくてあまり踏切脇や沿線に行こうとしなかったのです。一応市民ですから、撮り鉄じゃない一般人に見られると~いろいろあってね~(^^)
撮影開始初年は、晩年と比べものにならないほどおかしな位置からの撮影が目立ちました。今後もそういうものが見つかったら、プレイバックでも書こうと思います。
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おかしな点だらけな記事にもの申す
去る6月20日、某有名鉄道専門雑誌の8月号に
「三池炭鉱と三井三池専用鉄道の歴史」というタイトルの記事が6ページに渡って紹介された。
◆じっくり読んでみると、「三井化学専用鉄道」の章にて、6ヶ所もおかしな点に気づきました。
読者のみなさんはいくつ見つけられましたか?(この雑誌を購入されて読まれた方にしか分かりませんが)
事前に私にチェック(校閲)させて欲しかった。な~んてね(笑)。
①「(液化)塩素」の事を「塩酸」と表記。
②濃硝酸の事を硝酸と表記。銀タンコ側面に何と表示しているか見ていないのか?そのまま書けば良いものを。
硝酸には濃度によって、濃硝酸、希硝酸と区分するらしい。面倒なので単に硝酸と呼ぶ人もいる。
③「2009年12月に完全タンクコンテナ化」が正しいのに、「2011年12月に完全・・・」と書いてある。
④大牟田貨物の列車番号が4175レ・4172レから1151レ・1152レに変わったのは2010年3月ダイヤ改正からなのに、2012年と書かれている
⑤1152レは黒崎から積車タンコを牽引する文章になっているが、それは2019年3月からであり、それ以前は154レが担っていた。
さも昔からそういう運用である書き方はいかがなものかと。筆者の取材が昨夏だけだから情報不足かな?
⑥鉄道輸送廃止後の濃硝酸(記事は硝酸のまま)は、三池港からタンクローリー輸送が想定されるとあるが、3月から従来の銀タンコを利用したトラック輸送が始まっているのに知らないみたいだ。コロナの影響で最近の取材が不可能だったかもしれないが、もう少し情報収集したらいかが?と。
②⑤⑥に関しては仕方が無いだろうが、③④は間違って欲しくなかった。①は筆者の単純な間違いなのか?ミスなのか?
この著者は三井三池専用鉄道時代よくまとめられていますが、三井化学専用鉄道時代や大牟田専用貨物については、情報不足です。ただ、「コキ200のみに揃えられた編成美の列車」と書いてあったのは称賛に値します。

大牟田のは今も昔も濃硝酸である。単に硝酸って書かれると個人的にがっくりくる。

液化塩素は、鉄道ファンからは一般に「塩素」って呼ばれますが、「塩酸」って書く人がいるとは!!そんなの聞いたことが無い。
それとも、化学の成績がイマイチだった私が間違っているのか?
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意外と気づかない設備~風速計
宮浦駅事務所からよく見える位置にそれはある。

いつまでもお役ご免にならない風速計が、宮浦操車場を見渡せる場所に設置してある。

これまでどんな気象条件の日でも年がら年中いろんな景色を見てきたんだろうな。

意外とどこに風速計があるのか知らない人の方が多いほど、地味な場所にあります。
この写真の左端の架線柱のてっぺんにあります。

宮浦石炭公園の煙突と風速計がマッチング(^^)
宮浦操車場が消滅するその日まで、風速と風向の記録を駅事務所に送り続けるであろう。
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今まで気づかなかった~旗ポールの移設
私が三井化学専用鉄道を撮影した最初の日は、2009年3月29日であった。その次は5月9日で、まだ私の中で火が付く前は撮影頻度が低かった。
そんな撮影頻度が少なかった頃、今頃になってだが気づいた事がある。
「安全旗」「国旗」を掲揚するポール、一般的には「旗ポール」というのだが、宮浦操車場の駅事務所脇に立っているのはご存じだろうか?これがその2009年3月に撮影したときと、5月に撮影したときで、位置が違うのだ。何かしらの理由で移設されたみたい。ただの棒に見えて今までその存在にも気づかなかったというより、気にしなかったという方が納得する。しかしまあ旗ポールなんて、写真に写り込んでいたものだ。一枚たりとも旗ポールに焦点を当てたものなどなく、偶然撮影できていたのである。ただ、それが写っている写真を片っ端から探すのは一苦労だった。

2009年3月29日撮影
19号機の右側に旗ポールが立っている。ここが元の位置のようだ。

煙突のある石炭公園から見下ろすと、その位置がよく分かります。19号機の左側に見えます。緑色の工事用バリケードはなんでしょうか?すでに移設準備に入っていたのかな?
前述の通り、4月は撮影していないので何が起こったかは不明です。管理人はまだこの鉄道が何かよく分からない頃でした。

2009年5月28日撮影
旗ポールが駅事務所の便所脇に移動しているのが分かります。
移動したばかりでしょうか?ポールの根元で職員が何か作業しています。

安全旗掲揚~風に乗っています

早朝は風がないので旗もお休み中
この旗ポールに安全旗が掲揚されていた写真が全然見つからず、上の2枚を見つけるのにかなり苦労しました。

旗がない旗ポールと炭鉱電車
つまり、旗なし写真ならたくさん撮っている(映り込んでいる)訳なのです。
もうひとつ、なかなか気づかない設備?について記事にする予定があります。
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この線路は一体?
以前から気になっていたが、記事にするほどではなかったので放置して幾星霜(笑)

宮浦操車場には不思議な線路があった。今でも見られるが、撤去される前にどうぞ。
この写真の中央に位置する二段階ふにゃふにゃ線路が愛おしい。かつてここを走った車両は見たことがない。
一体何の車両が利用したのだろうか。そもそもここを炭鉱電車が走れるのだろうか?なぜまっすぐに敷設できなかったのだろうか?
以下に紹介する線路や分岐は現在は残っていません

この写真には後に消えたポイントがあります。かつての宮浦ホッパー線への名残でしょうか?
操車場内でもいくつか線路が切り替えられました。一番大きな変化は私にとっては東泉町2号踏切から見渡せる場所でしょうか

かつては三池浜線への線路が伸びていましたが、その築堤は瞬く間に重機で崩されました。築堤は撮っていません。

工場引き込み線は以前は踏切手前で分岐していました。複線というわけではなく

向かって右側の線路の奥には現在は車庫前に移動している部品取り電車や検重車が留置されている行き止まり線がありました。

その後2ヶ月以内に線路改良が行われて、記憶の彼方へ消えていきました。
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見えない何かが見えてくる
タイトルがどこかのキャッチフレーズや標語に見えてしまいます。
同じ被写体をところ構わず撮影していても、ちょっと目線をずらすだけで別の小世界を発見できるものですが、なかなかそんな余裕はないものです。遠征された方は特に時間との闘いが勝負だったでしょう。偶然見つけたらラッキーでしょうか?

バッテリー車の黒い箱は左右に5個ずつ。その真ん中はどうなっているのか?気にした人はまずいないでしょうね。

足場板が無造作に打ち付けてあるように見えます。鉄板じゃないのかな?そもそもここに立ち入る時って保守の時くらい?

今の今まで気にしなかったのですが、よく見ると架線柱が駅事務所の屋根を貫通させていますね。
これは架線柱を立てる際にどうしても屋根が邪魔だったのでしょうね。よくまあ上手いこと設置したね。他の写真でもその様子が分かります。気にしなかったって恐いわ~(笑)。

この写真に写る、駅事務所の木の階段ですが

私はこちらから上り下りするする様子を目撃したことがありません。
常に皆さん、反対側の階段を使いますね。なぜなんだろう?こちら側は非常階段なのか?朽ちていて通行禁止なのか。気になります。

さらにズーミングすると見える、銀色の丸い奴が2つ。あれは何だろう。2つより減ったり増えているのをみたことがありません。
おそらくバイク用のヘルメットでしょう。さすがに共用では無いでしょうから、職員でバイクに乗れる人全員分の銀のヘルメットが見えない所にも並んでいるような気がします。

ちょっとだけ目線を右にずらすと「宮浦」の文字が見えます。この専用鉄道には駅名標がないので、これはなかなか良いです。

さらに目線を下に移動すると、運転席のマスコンハンドルっぽいのがシルエット状に浮かびます。哀愁漂うってこのことか?

最後に反対側に回ると、柱と物陰のわずかな間から、何号機か見えます。12号機でしたか。
まあこんな風にいろいろな新発見や疑問が浮かんでは消えていきます。私独自の目線・視点です。いかがでしたか?
きっと私には見つけられないものも少なからずあったと思います。
今回は駅事務所下からの撮影でした。駅事務所全体が見渡せる線路の反対側から撮影したものは改めて記事にしようかな。
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