私の役目は終わった?
2021年8月1日 雨 新幹線 新大牟田駅
朝目が覚めたら、外は昨日の晴天とは打って変わって雨だった。
九州北部は地域によっては大雨になっているようだ。鹿児島本線は一部区間不通や運休・遅れが出ていることを知った。
あまりモタモタしていると条件によってはホームへ帰るのが大変になると悟った私は、4時間近く早めに大牟田を発つことに。
8月1日は特に予定がなかった。予報で雨だと分かっていたし、雨で動ける範囲も限られている。
ゆっくりチェックアウトして、鳥栖かどこかで貨物列車でも撮って博多に向かうつもりだった。
e5489サービスの指定券購入や変更を済ませて、チェックアウトしたら大牟田駅西口からタクシーを使って、新幹線新大牟田駅に向かった。タクシーの中で炭鉱電車ラストランイベントの事を運転手と話したら、今朝の新聞で見たと話していました。結局急いだせいもあり、地元の新聞を買い忘れましたね。残念!!
今まで20回以上大牟田遠征してきたが、帰るときに新大牟田駅から乗車したのは初めてだったかもしれない。

9時前に新大牟田駅に到着。
タクシーを降りてふと顔を上げると、団琢磨の像が建っていた。私は思わず心のなかで呟いた。
「団琢磨さん、私はもう十分役目を果たしたんでしょうか?もう肩の力を抜いて終わって良いんですよね。」
なんていう風な弱気なことを。まあ、それでも良いとは思うよ。
◆誰に言われたわけでもなく、自分で考えて思って行動して、大牟田の魅力的な鉄道を本ブログで発信し続けた。
それだけでも十分だと思う。誰もやらないことを堂々とやってのけた感はある。後悔はしていない。
でも誰かにこの功績(結果)を労って欲しい・称えて欲しいという甘えや寂しさはあったのかもしれない。
今までの自分がしてきたことを目を閉じて振り返ったら、泣きたくなってきた。それだけ想いは大きかった。
亡くしたものより得たものの方が大きかった。様々な人たちとの縁と出会いは後に大きな宝物になった。
大牟田の鉄道(ブログ)があったから自分は変われた。救われた。孤独を回避できた。感謝してもしきれない。
私にとっての大牟田の魅力ある鉄道は無くなった。私はこれからどうなってしまうのだろうか?
あの頃の様な孤独には戻らないが、今まで培ってきたものや大切な縁は大事にして行きたいと思う。

私の中ではいつまでも走り続ける(今でも夢には出て来る)よ。
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感激!~車庫の中に入れたよ!
2021年7月31日 晴れ 三井化学専用鉄道 宮浦操車場 車庫

前日もそうでしたが、この日も普段閉じている車庫前の門扉が開いていました。(写真の門扉)
私が着いたとき、炭鉱電車保存会のメンバーが門扉の内側(車庫側の土地)から出て来るところでした。
私がそれに気づいて駆けつけて「私も是非車庫の中を見せて欲しいと」申し出ると、少しだけならという条件で
三池港物流の職員さんに許可を頂き、中にちょっとだけ入って撮影しました。
◆感激です!今まで車庫の中に入ったことは無く、昔に開いている窓から中を見たり、ありがとう炭鉱電車DVDの映像などでしか知りませんでした。撮影していたのは1分程度でしょうか。もう門扉を閉じようとしていたので急ぎました。

写真の門扉から少し入った位置で撮影したものです。

さきほど車庫に収納したばかりの4両が留置されています。

車庫内は2線あり、左側に45t電車18号機・19号機が、右側のピットがある方に20t電車9号機・11号機がそれぞれ連なっています。

右側に簡易事務所との行き来する扉がありますね

検査用みたいな台車が積まれています

ここで全般検査(重要部検査)をして、車両を分解・組立していたのでしょうね

向こう側の景色が少し見えますね


ちょっとだけど、車庫の中が見られて大満足です。ありがとうございました。
◆車庫の閉じられた門扉前で炭鉱電車保存会のミーティングを行い、解散しました。
コロナ感染も心配なので、お疲れ様の飲み会はしませんでした。
その後は個々のメンバーとで寄り道しながら徒歩で宿に戻ります。宿に着く前、小雨が降り始めました。

最後に、宮浦操車場の東泉町2号踏切を撮影。さようなら。
★長い長い2021年7月31日が終わりました。明日から雨です。
今回のラストランイベントはお天気に恵まれ、緊急事態宣言の発令はなく、また大勢のファンが押し寄せることもなく、無事に開催できて良かったです。お天気はもうラッキーだとしか言えません。
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イベント終了後の炭鉱電車の運転
2021年7月31日 晴れ 三井化学専用鉄道 宮浦操車場
イベントが終了して見学者が帰った後、最後に三池港物流、三井化学(主催者)・イベントスタッフ、炭鉱電車保存会のメンバーの記念撮影を行いました。全員が片方の手指を伸ばして出発進行のポーズを取りました(笑)。
さて、その後はイベント設備の片付けが始まりました。
◆炭鉱電車は5両のうち、4両を車庫に戻す作業が始まります。その模様は、駅事務所の階段から一通り撮影しました。この時も要所要所で動画撮影していますが、今回も静止画で説明します。
これが真のラストランでしょうから、職員さん達も、私たちの場内での撮影は大目に見てくれたようです(本当はイベントも終了したので退場しなければなりませんが)。
★一瞬の瞬間を突いて、メンバーの1人に私個人の記念写真を炭鉱電車を背にして撮って貰いました。以前紹介した、オリジナル炭鉱電車タオル(第一便宮浦出発シーンのやつ)を広げて、着て来た炭鉱電車シャツを見せつけて、いっぱいの笑顔で(笑)。写真はブログ上では発表できないのが残念ですが、とても満足しました。その後、三池港物流の職員さんと軽く挨拶して、ついでにオリジナルグッズを披露しました。

15:33
炭鉱電車は1両ずつパンタグラフが下ろされます。コレを見ていると終わったなと思いました。
それから撮影出来そうなお立ち台に移動します。見学者を含む他の多くの撮り鉄は車庫前の三坑町3号踏切付近に移動しましたが、数名は駅事務所前に残りました。

15:40
まずは11号機が18号機を動かしに転線して向かいます

15:41
11号機が18号機とドッキング
このまま車庫へ向かうと思っていましたが、どういうわけか

15:44
三坑町3号踏切前まで走って、一番手前の線路を戻ってきました
その模様を動画でどうぞ~①

15:45
何をするかと思ったら9号機とドッキング

15:47
この後は一旦11号機が連結解放して、2線隣の19号機を迎えに転線します。

15:47
このままの流れで行くと、20t電車11号機+45t電車19号機・18号機+20t電車9号機の4連(11号機以外はムド)みたいな豪華な列車になります

15:48
11号機が19号機を引いてきます

15:50
そして転線して18号機にドッキングします。この後は豪快な列車がゆっくりと三坑町3号踏切に向けて移動します。
4両で120トンでも11号機のバッテリー駆動の牽引力には余裕があります。
その状況を動画でどうぞ~②
かなり痺れる映像です。だってこの2日で、3連運転に加え、4連運転まで見ちゃったから。

15:54
目の前を4連が過ぎ去ります

15:54
小さくなって見えなくなるまで見送りました。
◆この後は海コンホーム付近まで牽引して停車。
まず9号機だけを車庫に突っ込んで、残りは一旦引き上げます。
次は18・19号機をもう片方の車庫線がある車庫内に突っ込みます。
最後に11号機が9号機と連結して、車庫への収納を終えます。
※車庫に入れる模様は私は見ること出来ませんでした
この先、45t電車18・19号機が表に出ることは余程のことが無い限りは無いでしょう。

16:00
宮浦操車場には12号機がポツンと残りました。あんなに同僚と一緒だったのに寂しくなりました。
********************************************************
撮影終了後、職員さんの1人に、駅事務所の1階の中を見せて頂きました。倉庫ですね。
木造建築である駅事務所の梁などの構造がどうなっているのか見ました。コンクリートの壁や土台などが木造事務所を支えていました。撮影はしましたが、なんかよく分からない写真なので掲載しません。


ここから見た風景にさようなら~次回いつ来られるか分からないけれど、同じ風景はもう残っていないかもしれない。
◆8月から、ほぼすべての線路設備の撤去工事にかかるそうです。2年はかかるそうです。撤去後の事は分かりません。

さよなら宮浦駅事務所~今日は最初で最後の訪問だったけれどお世話になりました
挨拶して宮浦操車場を出ました。その後、車庫の方へ向かいました。
最後の最後に思いがけないサプライズ(たまたま)が待っていました。
つづく
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炭鉱電車ラストランイベント 午後の部
2021年7月31日 晴れ 三井化学専用鉄道 宮浦操車場
ラストランイベント 午後の部をお伝えします。

午後の部も、午前同様 炭鉱電車の歴史、構造、運用の解説で始まりました。

フェンス外のギャラリーは、ほとんど居ませんでした。次の電車の移動まで日陰で休憩でしょうか。
◆ここから、炭鉱電車保存会の午後の部のお役目をしました。撮影は出来ません。
見学者について行き、最後尾で45t電車19号機と20t電車12号機の運転台を見ることが出来ました。
その後は組の入れ替わり後に、駅事務所のポイント切換え制御盤前での、職員の解説を聞きました。
これと言って私たちが回答に困る様な質問をしてくる見学者は居ませんでした。皆さんある程度知っているのでしょう。
見学中に、宮浦操車場では見当たらない「ガメ電こと15t電車の保存先」について質問されて対応したり、
見学者の20t電車の撮影中に「これも合わせて撮ったら面白いですよ」ってアドバイスしたりしました。
◆さて、いよいよラストランイベントの炭鉱電車の移動が始まります。
今回も要所要所で動画撮影をしていますが、本記事でも静止画で解説します。

14:55
18号機と11号機が順にパンタグラフを上げました

14:57
9号機がパンタグラフを上げました

14:58
12号機が19号機を引きに転線します

14:59
撮影中の見学者の背後から撮影

15:00
午前の部と唯一違うシーンです。12号機が19号機を引いて、19号機の先頭と9号機の先頭を合わせるところを
過走してしまい、再び推進運転で調整しました。場内のアナウンスでは「これはサービスですね~」と絶賛していましたが
きっと事前に過走する打ち合わせをしていたのだと思うのですが(笑)。どうなのかな?
その模様を動画でどうぞ①
◆そしてイベント最後のラストランが始まります。午前の部と汽笛の長さや走行距離が若干違います。
まずは引き上げシーン。レールと車輪が軋む音が何だか心地よいです。
その模様を動画でどうぞ②
その模様を動画でどうぞ③

15:04
12号機と19豪紀もパンタを上げます。
午後の柔らかい日差しが良い色合いを醸し出してくれます。このまま晴れてくれたらなあ。

15:05
正面撮影会の準備中に離れた場所から、5両の並びを斜め構図で撮影します

15:07
イベントスタッフらがロープを張ります。そして一斉に撮影会が始まります。

午後の部は、午前の部同様、見学者と関係者全員で炭鉱電車5両並びを背に記念撮影して終了。私も入りましたよ。
最後に三井化学大牟田工場の工場長さんが感動したよ~ってみたいな挨拶をして、閉会しました。
つづく
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炭鉱電車ラストランイベント お昼休み中
2021年7月31日 晴れ 三井化学専用鉄道 宮浦操車場
午前の部と午後の部の間の、お昼休みです。

11:37
5両のパンタグラフが次々と「パタン」と下ろされます。虚しい音がするのよ。
◆ここで、私は熱中症気味でダウン(笑)。扇風機の風に当たってテントの椅子でぐったり。ちょっとやばいな~。


11:43
炭鉱電車を元の位置に戻すシーンは、テント内の椅子に座ってのVIP撮影(笑)
炭鉱電車保存会のメンバーが映り込みますが、そりゃあ仕方がありません。この辺の記録は任せた!なんてね。

11:45
あ~楽だわ~(笑)
◆関係者全員お昼ご飯(弁当)が出るというので、クーラーの効いた駅事務所2階の会議室でごちそうになりました。

会議室は10数人の関係者でいっぱいになったので、写真は道路側の洗面台をパチリ。工場が見えます。
********************************************************
昼食後、思い切って行動に出ました。最初で最後のまとないチャンスです。
◆三池港物流の職員室(関係者以外は立入禁止の区画)に、個人的な挨拶をするために入りました。
今まで言いたくてもなかなか言えなかった感謝の気持ちを職員さん達に心を込めて伝えきりました。
簡単に説明すると、私が大牟田に住んでいた頃に毎週のように頻繁に撮影に来ては
その内容を逐一ブログで発表してきたこと(無断で発表したこと、許可無く撮影してきたこと)について詫び、
またこの鉄道の出会いに対する感謝の気持ちを伝えました。全部伝えるのは不可能ですが、とにかく
「今まで撮影させて頂きありがとう」と言ったのです。普通は言わないですよ。でもどうしても言いたかった。
すると、職員さんから「丁寧にありがとう」と返事があり、「そのブログでこの鉄道が有名になった」と感謝されました。
それを聞いてとても嬉しくなり、とても良い気持ちになりました。今まで本当にありがとうございました。********************************************************
お昼休憩は長いので、撮り忘れたものを見たり触ったり、保存会メンバーの人達とお話をしたりして過ごしました。

朝見たポイント制御盤上に、炭鉱電車の車両番号を記入した●磁石を付けてありました。
●磁石は親子連れのガキんちょうが磁石で遊んでいて、親が拾っていましたが1個見つけられず、午後の部の制御盤の解説時に職員さんが「あれ?もう1個どこいったかな?」って困っていました。
◆先程、「親子連れの見学者」と書きましたが、抽選で当選した80人はどんな顔ぶれの人たち(性別・年齢、個人・グループとか)かというと、これがまた多彩なグループや個人ばかりでした。
・親子連れの場合、鉄道ファンはお父さんだけで、母や子は連れてきただけ。中には想定外の親子連れが1組居て、それはベビーカーで乳児を連れてきたからイベントスタッフもこれには流石に驚きを通り越して呆れていた。なにせ子供を抱いてレールを跨いだり、階段を上り下りするものだから、誘導するスタッフも心配でなりません。結局撮影しているのはお父さんだけ(笑)。もうある種のパターンですね。親子で応募したら当選しやすいと考えたのでしょうか?
・結構シニア世代の人たちが、撮り鉄顔負けの大きなデジイチをぶら下げて撮っていましたね。一体何者?
・親子連れでも興味津々な子供達(推定~小学生低学年)もいましたね。男の子も女の子もいましたよ。
意外と中学高校生らしき子は見当たらずで、部活とか勉強で忙しいのかな?
・あとは純粋に撮り鉄さんがいました。知り合いもいましたよ。
全体で見ると、親子連れを除くと若い人は少なく、ほとんど30歳後半以上の見学者の様に見えました。
特に50歳以上、上は70歳台も居るのでは?と思う位、高齢の方が目立ちました。
やはり炭鉱電車の歴史を見る限り、ファン層の高年齢者が多いのは頷けます。
そのほかに駅事務所内で気になったものや風景を撮りました。

いろいろなチェックリストファイルが置いてあります。勝手に見たら不味いと思いましたので背表紙だけ撮ります。
意外とこれについて興味を抱く人はいないようで、誰も撮っていませんでした。

ご意見箱(あなたの声に耳を傾けます)がありました。
職場でパワハラとかあるのでしょうか?それとも、私が大牟田在住時に頻繁に撮影していた事で、一部の職員さんが「あいつ(私の事)を何とかして欲しい」とか要望があったり(笑)。

こういうのは大事だよね。

眺めがいいですね~

12:35
時間が変わると窓ガラスへの反射度も変わってきます。

12:35
午後の部は午前と違って曇ってくれそうになりません。午後から曇という予報でしたが外れました。

12:48
今まで撮りたくても撮れないアングルで

13:03
もう少しで午後の部が始まります。
熱中症の頭痛はまだ治まらないので、10分だけ仮眠を取りました。目覚めると調子が良くなりました。
やはり昼寝の効果は大きいですね。
つづく
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炭鉱電車ラストランイベント 午前の部 その3
2021年7月31日 晴れ 三井化学専用鉄道 宮浦操車場
◆夢の炭鉱電車の横一線並びが完了してからの様子を紹介します

上の写真は、ズーム撮影したものをフォトショップによるトリミング加工や若干の編集をしています。
★なお、この炭鉱電車の横一線並びについては、イベント開催前からどのように並べたら良いのか関係者の間で検証が行われていたそうです。私も炭鉱電車保存会のメンバーの1人として、理想的な並べ方についてのリクエストの機会に恵まれしました。この件については、改めて別の機会に記事にしたいと思います。

11:21
突然太陽が雲に隠れちゃって、一堂大ブーイング(笑)。すぐに晴れましたが。
離れた位置から撮るとこんな風景です。
ロープを張られたので、これ以上前に行けなかったが、あまり近付きすると5両が構図に入らない可能性がある。

みんなで撮影タイムな状況
私もいろいろな位置から並びを撮りました。

20t電車3両だけ
他にも向かって左端から、右端から、中央から、右半分、左半分とか撮りました。

11:31
撮影タイムが終わったら、午前の部の見学者と関係者全員で炭鉱電車の横一線並びを背景に記念撮影
これにて午前の部が終了。
最後に三井化学大牟田工場の工場長さんが、挨拶をして締めくくりました。
なお、午前の部の集合写真に入る必要が無い私は、集合写真の撮影に影響がないエリアから別角度・構図の撮影をします。

斜め45度に~

斜め30度くらいで~

連結器中心に真横撮影
5両中1両の先頭位置が他より若干ずれているから連結器が4つしか見えない
早く撮影しないと、パンタグラフが下ろされて午後の部の準備のための移動が始まります。
つまり朝の電車の停車位置に戻すことです。午前の部と同じ運転台の見学をするためでもあります。
つづく
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炭鉱電車ラストランイベント 午前の部 その2
2021年7月31日 晴れ 三井化学専用鉄道 宮浦操車場
11:00すぎ、見学者のそれぞれのコースでの見学が終了して、本イベント最大の見せ場である炭鉱電車の移動・並び作業が始まる
見学者が全員線路上から撤収して、コーンバーの外側に待機する。
フェンス外のギャラリーもこの時が一番多くなったと感じた。
宮浦石炭記念公園から俯瞰撮影する人も数名見られた。
◆炭鉱電車の横一線並びまでの流れについて(午前・午後ともに基本的には同じ流れ)
(ここでいう「前進」とは駅事務所側に移動するという意)
★各移動毎に何を行っているか、細かいアナウンスがあります。
①45t電車のパンタグラフが上げる
②45t電車18号機の先頭に合わせるように、20t電車11号機が前進して停車し、パンタグラフを上げる
③20t電車11号機の先頭に合わせるように、20t電車9号機が前進して停車し、パンタグラフを上げる
④20t電車12号機が一旦宮浦駅事務所下まで移動して、転線して45t電車19号機の線路に入る
⑤20t電車12号機が45t電車19号機と連結して前進し、19号機の先頭と9号機の先頭が合うようにして停車
19号機はパンタグラフを上げるが、架線が垂れている影響で最大まで上げられない
⑥20t電車12号機は19号機を解放して前進。宮浦駅事務所下を通過して三坑町3号踏切手前まで走る。
⑦20t電車12号機がラストランと称して・・・とっても長い汽笛を放ち、4両のもとへ戻ります。
⑧20t電車12号機は9号機・19号機の間の線路上で、他の先頭に合わせるように停車してパンタグラフを上げます。
⑨乗務員が下車して、炭鉱電車5両の夢の横一線並びが完了
その後、イベントスタッフらが炭鉱電車の10mほど手前にロープを張って、10分ほど見学者たちのフリー撮影がスタートこの時点では炭鉱電車正面には近づけない ⇒ それは次回の記事で理由が分かります。
******************************************************
なお、①がどのタイミングで行われたかよく覚えていない

11:09
②45t電車18号機の先頭に合わせるように、20t電車11号機が前進して停車し、パンタグラフを上げた

11:10
③20t電車11号機の先頭に合わせるように、20t電車9号機が前進して停車し、パンタグラフを上げた
9号機は車軸にひびが入っているそうだが、自走は可能なので久しぶりに動きを見られて良かった

11:12
④20t電車12号機が一旦宮浦駅事務所下まで移動して、転線して45t電車19号機の線路に入る直前の様子
ちょうど手動でポイントの切換えを行っている状況です。
場内アナウンスでは「何故手動で切換えを行っているか」についてよく分かる解説がありました。
その模様をどうがでどうぞ~

11:14
④の続きで、写真には写っていないが20t電車12号機が45t電車19号機を迎えに行き、9号機達の死角に入っている
◆フェンス外のそれほど多くはないギャラリーも熱心に撮影しているのがよく分かります

11:15
僅かな並びの瞬間を見逃さなかった私。これを撮ったのは私だけか?
三井化学の工場内を走る濃硝酸タンクコンテナ(銀タンコ)の陸送の頭が見えます。あっという間に過ぎたので
気づいた人はいないかも(そもそも銀タンコの陸送自体知っている人はかなり少ない)。
まるで見送っているかの様だ。昨春までプッシュプルされた関係でしたから。

11:15
⑤20t電車12号機が45t電車19号機と連結して前進し、19号機の先頭と9号機の先頭が合うようにして停車
※午後の部では、⑤の作業でサービス運転がありました。安全な範囲で過走しました(笑)。
場内アナウンスがそう言っていました(事前打ち合わせ済みだったのだろうか?)

11:16
⑥20t電車12号機は19号機を解放して前進。

11:16
宮浦駅事務所下を通過していきます。すかさず手動でポイント切換えを行います。
⑦のシーンは動画でどうぞ~。普段絶対に聴くことの出来ない長い汽笛が哀愁漂わせてくれます。
他の多くの撮影者も動画撮影が多かったのではないかと思います。

11:18
⑧20t電車12号機は9号機・19号機の間の線路上で、他の先頭に合わせるように停車してパンタグラフを上げます。

11:20
⑨乗務員が下車して、炭鉱電車5両の夢の横一線並びが完了
つづく
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炭鉱電車ラストランイベント 午前の部 その1
2021年7月31日 晴れ 三井化学専用鉄道 宮浦操車場
AM9:30 午前の部が始まりました。
・主催者のあいさつ
・炭鉱電車保存会の理事長による、炭鉱電車の歴史や構造の解説、保存会のお手伝いメンバーの紹介
・三池港物流(駅事務所の職員)さんいよる、炭鉱電車の特徴や能力、運用の解説(現役時代)
・イベントスタッフによる、スケジュール説明
●午前の部は、9:30~11:30
午前の部の見学者40人は、20人ずつのA組・B組に分けられて、
・駅事務所の中の案内・DVD映像鑑賞
(映像は昨年Youtubeで公開された三井化学協力の炭鉱電車の映像だと思われる。事務所内の制御盤や昔話の解説。)
(また2階は狭いので、20人をさらに2組に分けて映像を視聴する班、制御盤や昔話を聞く班に分けられている)
・炭鉱電車の運転台に登っていろいろ触る、炭鉱電車を隈無く撮影する
(20t電車は汽笛を鳴らす体験、運転席に座ってハンドルやスイッチ類に触れられる。三池港物流の職員立会いのもと。)
A組・B組に付き添う形で、炭鉱電車保存会のお手伝いメンバーが付いていきます。その際に見学者と一緒の体験が可能。
ただし、何かしら質問やヘルプがあれば答えたり、対応する。
A組とB組がそれぞれのコースを巡り終えると、炭鉱電車を横一線に並べる運転が行われる。
運転の終了までは見学者や取材関係者は線路内立入が禁止される。
◆私は午後の部のお手伝いなので、フリー状態で撮影しまくれる。
ただし、熱中症になりかけて休憩時間が多く満足な撮影は出来ず、撮影時間帯に偏りがある。

9:28 イベントスタッフから45t電車18号機の前に集まってとアナウンスがあり、場内の見学者などが続々と集まってきた

9:30 開会の辞が行われ、主催社代表の挨拶、炭鉱電車保存会理事長による解説、三池港物流の職員2名による解説が行われた
10時過ぎに解説が終わり、2組に分かれた見学者がそれぞれのコースに赴く

10:06 炭鉱電車の運転台見学のコースに早走りで向かう三池港物流の職員2名。
20t電車12号機、45t電車19号機の運転台へとそれぞれ急ぐ。
◆午前中は薄雲が出て太陽が隠れたりすることもあり、少しは涼しかったが、風が吹かないので辛く感じた。

10:38 炭鉱電車見学班と駅事務所見学班が入れ替わります。駅事務所下で40人が一時ごった返します。

10:39 奥のフェンス外のギャラリーが写っていますが、午前中はざっと30名ほどがいた。中には犬の散歩がてら見に来ていた人も。
11:00過ぎに、炭鉱電車見学と駅事務所見学が終わり、いよいよ本イベントの最大の見せ場が始まる。
つづく
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炭鉱電車ラストランイベント 午前の部 開会前撮影(続)
2021年7月31日 晴れ 三井化学専用鉄道 宮浦操車場
◆午前の部のイベント開始まで、炭鉱電車を撮りまくります。
操車場内から撮るのは初めてですからとても興奮します。
しかし暑さで体も思考も参りかけていたので、撮りまくりは控えました。
私以外の人たちはかなり撮りまくっていたのを覚えていました。元気だな~。

見学者らは、この白い砂利部分のコーンバーより手前で撮影することになります。

結構広いですよ

休憩テント 椅子と机、扇風機複数台あり
ここで私はだいぶお世話になりました(笑)
★結論から言うと、昨日(7/30)頑張りすぎたのと、本日はとても蒸し暑い(翌日が雨の影響)ので、
熱中症になりやすい環境(いわゆるWBGT値が警戒レベルクラス)だったこともあり、
私は一足早く参っていました。そのため、早々に1人で日陰のテントで冷たいドリンクを飲みながら
扇風機の風に当たるという、不甲斐なさを露呈していました。
見学者やスタッフ、フェンス外の一般参加者らは、福岡・佐賀・熊本の近隣各県からいらっしゃたでしょうから
こちらの暑さに慣れているのかもしれません。
私の現在のホームが大牟田よりも3~4℃涼しい場所だから体がついて行けないのかな?
●そんなこんなで、昨日から疲れない対策はしていましたが、十分とは言えなかった。
闇夜撮影なんかせずにさっさと就寝するべきでしたか?いやいや睡眠時間は十分だったはず。
朝ご飯もしっかり摂って、荷物も身軽に(デジイチは置いてきました)、帽子や日よけもばっちりでしたが。
やはり無理な行程や7/30の疲れも影響したか。自業自得です。

最初はコーンバー手前より撮っていました
20t電車11号機とJ工場

20t電車12号機の電源車はふたを全開にしています。中を見たいですね。

9:10になって、急に主催者側から開会式までの時間は中に入って撮影してOKになったので、みなさんどっと中に~

私も人工芝の通路を歩いて行きます。別に無理に歩く必要はありませんけど。

45t電車18号機は機器の点検扉が左右全開になっていました。
これは見学者への説明用に開けたのです。

20t電車12号機や45t電車19号機には我先ににと見学者が詰めかけていました。急がなくても逃げませんよ(笑)。
ひょっとしたら取材で入った関係者PASSの人たちの可能性もあります。
見学者はあとで順番に回るから大丈夫です。

東泉町2号踏切の門扉は閉じたままです。門扉の方へは行きませんでした。疲れた~
次は午前の部 開会~に参ります。
つづく
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炭鉱電車ラストランイベント 午前の部 開会前撮影
2021年7月31日 晴れ 三井化学専用鉄道 宮浦操車場
◆宮浦駅事務所を降りる前に撮った風景です

イベントエリア全景

駅事務所2階から見渡した炭鉱電車の並び(配置)

駅事務所の窓に反射(映り込む)風景
※見逃さないよ~リフレクトビュー(笑)
◆地上に降りてきました。8:50

右奥が受付・出入り口です

駅事務所の2階へ上がる階段。あんまり大勢で利用したら崩れそうだ。

線路を渡る前の表示~左右確認
ここから向こう側に渡ります。

車庫方向と繋がる線路は左端しか使っていません。

駅事務所を間近から

さらに真下から

車庫側に進むと

もう一つの左右確認の場所があります。
ここはお馴染み電車の駐機位置でしたね。

洗濯機、物干し竿、職員の喫煙場でもあります。この日は、イベントスタッフの休憩・喫煙場になっていました。

もう一つ階段がありますが、こちら側が作業用ですね。電車に乗り込む時は専らこちらの階段を利用していました。
私たちが上り下りした階段は来客用・一般用でしょうか?

職員用の簡易水洗トイレです。
模型ファンが熱心に撮影していました。
私が用を足していると撮られました。ここが便所だと証明するためだとか。いや~ん(笑)。
ここの職場は男だけですから、女子専用はありません。

最後まで使うことがないで欲しいですね。中は消火ホースをぐるぐる巻きにしって保管しているのだろう。

普段は遠くから超ズームでしか眺めることの出来ない線路風景 その1

普段は遠くから超ズームでしか眺めることの出来ない線路風景 その2

普段は遠くから超ズームでしか眺めることの出来ない線路風景 その3

離れた位置から逆光気味な駅事務所を撮ろうとしたら、午前の部の見学者がどっと入場してきて人が映り込みます。
まあ仕方が無い。
只今9時を回ったところ。イベント開始までまだ30分近くあるので、線路を渡って多くの見学者らと一緒に電車を撮りました。
つづく
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炭鉱電車ラストランイベント 宮浦駅事務所内部
2021年7月31日 晴れ 9:00前 三井化学専用鉄道 宮浦操車場
◆8:39 宮浦操車場に入りました。もう心臓ばくばくモンです。

この写真だけは過日の撮影分です。フェンス内に入った時のイメージです。

イベント開始までまだ小一時間もあるので、まずは「宮浦駅事務所」2階の駅事務所職員((株)三池港物流)の方々に、炭鉱電車保存会として挨拶をして、更に内部を見学させて頂くことになりました。これは必見!!こんなに大人数が登って建物や階段大丈夫かな?(笑)。実際30人くらいはへっちゃらでした。後で見ましたが、構造は100%木造ではありません。1階は支柱とか重要部はコンクリートでした。
水色のヘルメットを被っている職員さんたちの部屋に立ち入り挨拶を済ませて、前々から気になっていた設備や内装を見学・撮影しまくりました。
ちょっと長くなりますよ~(笑)

宮浦操車場内のポイント制御盤、運転監視席

ここから操車場が良く見渡せます

ポイント制御盤はもう壊れているので弄っても何も起こりません。
制御盤の写真はクリックすると大きく表示されます。何て書いてあるのか各自ご覧ください。

右側

中央

左側

制御盤の席の右側にあるのが無線アンプ
操車場内のスピーカーから発せられる声はここで伝え、また各自の無線もここで傍受できるようだ。
運転指令室みたいな場所だから、指示も監視しているのでしょう。私もそんな気分になって座ってみました。
目を閉じると運転していた頃の職員さんの作業が頭に浮かんできます。

制御盤の背後には普段は机が並べられているようですが、この日は片付けたスペースに以前大牟田市の石炭産業科学館の鉄道展で展示していた写真パネルが置いてありました。実はこの日の見学コースに駅事務所の2階があり、見学者向けに三井化学専用鉄道の運転説明のために展示していました。私の写真もありますね。光栄です。
◆床は木材ですが、ところどころに鉄板で蓋をしていました。これは、昔はここに転轍機があった名残だそうです。
先述のポイント制御盤(電気式転轍機)が導入されるまで(昭和末期らしい)、この部屋で操車場内の連動ポイントの操作をしていたそうです。勤続40年の職員さんの昔を振り返った説明を聞いていると、当時は転轍機の数も多くて、切換えは重たくて責任重大で大変だったそうです。脱輪・脱線させたら大変ですからね。制御盤が導入されると作業性が大幅に改善されたそうです。

決して広くない部屋の中を見渡すといろいろな小設備や掲示物があります。

三坑町3号踏切の北側・南側、東泉町2号踏切にある門扉の開閉確認パネルですね。開閉に赤いランプが点灯するようです。
あの門扉は防犯システムも兼ねているので、ここで開閉を確認して防犯システムのON・OFFを行っているのでしょうか?そこらへんは聞くのは不味いので想像です。
◆「必見!!」 以下4点の写真はクリックすると大きく表示されます。

工場線の運転マニュアルです。
あの線路は「大浦本線」と呼んでいるようです。R=90という急曲線と急坂の上り下りの運転ルールが事細かく書いてありますね。これはとても興味深くて面白いです。新人運転手の教育テキストを兼ねているそうです。教える担当者によって、ブレーキやノッチの入れる場所やタイミングなどがバラバラなのは決して良いことでは無いので、統一テキストなるもので技術伝承を続けてきたそうな。さすがだね。

廃止直前の三井化学専用鉄道のダイヤです。
「三井連絡便運行予定時間」がそれにあたります。平日ダイヤが存在したとは意外です。
三井1便は、朝の宮浦発~仮屋川操車場行き 通称「第1便(貨物列車)」
三井2便は、その逆コースで、通称「第2(4)便(貨物列車)」
※私は単機回送を第2便・第3便と呼んでいたので
三井2便にあたる列車は第4便と呼んでいました。
◆「毎月15日(前後する場合あり)は、踏切回路試験のため、宮浦~仮屋川の運転は1往復になる」という件は
45t電車単機回送がウヤで、旭町駅事務所前で待機(駐機)することです。
2019年9月下旬~10月上旬にかけて毎日同じ状態だったこともありましたね。
45t電車の駐機記事(2019-10-6)あの時以外で毎月15日の単機回送ウヤに遭遇しなかったのは、きっと平日限定作業だったからだと思います。
私は大牟田在住時は平日の撮影は盆休みや年末年始を除くと殆ど出来ませんでしたから分からなかったのです。
◆私が思うには、このような正確なダイヤは2017年8月の脱線事故以前にはなかったと思います。
理由は、第1便(三井1便)の宮浦発時刻が日によってまちまち(8:10~8:35の間でバラバラ)だったからです。第4便(三井2便)も、第1便ほどではありませんが仮屋川操車場出発時刻が安定していませんでした。
もしかしたら、海コンの連結作業がなくなったので、宮浦操車場の朝の連結準備が簡素化されてダイヤが安定したという説も考えられます。

黄タンコこと、液化塩素(液体塩素って書かれている)タンクコンテナの連結日・返却日制限の通達です。
平成29年のダイヤ改正から、日豊本線の列車運用設定に変更があったようです。これも興味深いですね。

架線スイッチのカギ位置図です
この専用鉄道の架線電源管理は全体を6ブロックに分けているとのこと。
職員さんの説明では、現在は車庫だけ通電していて、20t電車の充電を行っているとのこと。

運転士や誘導員が携帯している無線機を充電していました。
撮影していませんが、無線機の許可証と周波数についての掲示物もありました。

部屋から見える線路

こんな間近から「宮浦駅」の表示をはっきりと見ることができます。

出入り口の上にある、いかにも昭和時代の豆電球があります。

出入り口付近にはヘルメット置き場があります。銀色のは、バイクに乗る人のヘルメットですね。

以前、夜の駅事務所の撮影で見えていた銀色のはやはりヘルメットでしたか。豆電球の灯もいい味出していますね。
このほか、部屋の中には使わなくなったタブレットがぶら下がっていました。
昼休憩で部屋の奥の会議室でお弁当を食べる際と、午後の部の見学で再度駅事務所に上ります。
その際に撮影したものは、その時に紹介しましょう(時系列もあるため)。
イベントの午前の開会時刻が迫ってきたので、みんな駅事務所を降りてゆきます。
つづく
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炭鉱電車ラストランイベント 受付&説明
2021年7月31日 晴れ 8:00 三井化学専用鉄道 宮浦操車場
◆ついにこの日がやって来た。今までの遠征で1番忙しくなり、1番想い出に残り、かつ衝撃を受けるに違いない。
思い残すことなく、後悔の無いように撮りまくり、活動したいものだ。問題は熱中症で参らないかという点。
起床してゆっくり宿を出発して、珍しく徒歩で宮浦操車場へ行った。朝日が照りつけていたので、道中出来るだけ日陰をゆっくり歩いた。それでも宮浦操車場に到着するころには、流れるような汗をかいていた。前途多難だ。
◆本日は様々な理由があって、炭鉱電車保存会の会員としてイベントのお手伝いと称して1日中宮浦操車場の中に入ります。

これは、イベントの入場パス(表)で首からかけておくのです。
◆宮浦発~世界遺産の万田行きの硬券と思わせる、とても粋なデザインがすばらしく面白いです。誰が考えたのかな?
2021/7/31の日付と、午前の部は09:30出発(開始)、午後の部は13:30出発(開始)という表示です。
有効期限が「いつまでも有効」ってのが嬉しいですね(今日しか使うことはありませんが)。

裏側はこうなっています。
◆なお、三井化学さんや、イベントスタッフ、取材で入っている方々は「関係者PASS」で文字の色も違っていたような。
倍率6.25倍の狭き門の抽選で当選した見学者80名は「見学者PASS」で午前用、午後用と分かれています。
イベント終了後は持ち帰ってOKでした。宝物です。
★聞いた話では、イベント応募人員は約500人、当選者は80人、当選倍率は約6.25倍。
当選しなかった人たちは、フェンス外からでもイベントの様子を十分見られる事を知らなかった(撮影禁止と思っていた)様で、SNS上のコメントを読んだ限りでは結構行かなかった人が多かったようです。惜しいことしたな~って思いました。
結論から言うと、フェンス外の見学者は「予想通り」少なく、午後は数える程度しか居ませんでした。やはり猛暑の中の開催ですから遠慮する人もいるのでしょうね。
●ここでいう「予想通り」とは、私の主観になります。昨春の廃止直前のヒートアップした頃と違い、現在はすでに貨物輸送が廃止された路線で、かつ炭鉱電車だけが動く・並ぶ程度のイベントではきっと「真に炭鉱電車が好きな人」だけしか集まらないだろうから、鉄道ファンもそこまでは来ないだろうと予想していました。また、新型コロナウィルスの猛威や感染がいっこうに止まない現状と緊急事態宣言発令地域からの渡航自粛、猛暑の中での開催などの条件下で必ず足並みは落ちると踏んでいました。当選者は十中八九来場しますが、抽選に漏れた人は行く気も落ちるでしょう。
そもそも鉄道ファンと言っても、昨春の廃止直前はネタもの撮影など半ば葬式鉄が集まったから大勢に膨れただけで、本当に炭鉱電車や三井化学専用鉄道が好きな方は、大騒ぎになる前に訪問してたっぷり記録しています(そうでないファンもいますが)。

8:00 宮浦操車場 静かだ

抽選で漏れた入れない人やファンス外から撮影される人が押し寄せるのではという懸念もありましたが、関係者以外誰もいません。いつものような静けさです。午前の部は9:30開始ですからまだ早い時間には人は集まらないかな?

受付の辺りは関係者の車が複数台停まっていますね。

わくわくしてきました。
◆本日の炭鉱電車保存会の「イベントお手伝い」は、1日中フェンス内での活動となります。
★炭鉱電車保存会の「イベントお手伝い」の役目は、見学者の誘導や見学者からの質問に答えたり、その他ヘルプを優先する事だと、保存会のトップから指示がありました。10人のメンバーで午前の部・午後の部で担当が分かれているので、担当しない時間帯は撮影自由、担当する時間帯は一部を除いて撮影禁止で役目に専念する条件があります。私は午後担当なので、午前中に撮影を頑張ることにしました。

宮浦駅事務所下の駐車場に設けられた受付テントで、イベントスタッフPASSを貰いました。
ここでは、受付以外に熱中症対策の一環で冷たい飲み物(ペットボトル)の無料配布が行われていました。
おそらくイベント関係者と見学者のみだと思いますが。私も1日で5本も頂きました。仮設トイレがあって良かった(笑)。

◆イベントスタッフ・見学者の専用出入り口前に、炭鉱電車保存会のお手伝いメンバーが集結して顔合わせ後、いよいよ操車場内に立ち入ります。最初で最後の入場です。ドキドキ!
つづく
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ラストランイベント前日の宮浦の様子~夜中
2021年7月30日 晴れ 15:00~ 三井化学専用鉄道 宮浦操車場
せっかくなので21時過ぎに、お友達のうしやん氏と一緒に夜の宮浦を撮影することに。
露出補正MAXで挑みました。何だかデジイチのレンズの調子があまり良くありません。

化学工場の灯りを光源に、露出時間を長めに~手持ち限界に挑みますが、所詮はこの程度です。

出来ることなら露出時間MAXでISO感度最低で撮りたいですが、三脚がないので諦めました。
大牟田在住時にもっと試しておけば良かったですね。クルマの屋根に三脚載せてバルブ撮影とか今なら何でもチャレンジしますが、もったいないなあ。

煙突を方向の並びを狙いますが、焦点を合わせづらいです。

東泉町2号踏切の照明はLEDに更新されており、強烈に眩しいです。以前撮ったときはここまで明るくなかったので、門扉の支柱に照明を隠して、その光源でいろいろ撮って遊びました。
明日は早いので、22時前には宿に戻りました。うしやん氏、闇鉄(夜間撮影)お疲れ様でした。
◆こうして、ラストランイベント前日の準備が行われた長い長い1日がやっとこさ終了です。
ラストランイベントも細かく報告したいと思います。後何記事書くかな~。
翌朝につづく
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ラストランイベント前日の宮浦の様子~午後 その四
2021年7月30日 晴れ 15:00~ 三井化学専用鉄道 宮浦操車場
もう見るもの撮るものもなくなり、宿にチェックインしに帰ろうとしたら、東泉町2号踏切付近で並びを撮影している男性に会いました。
私がかつて大牟田に住んでいたときに、時々撮影をご一緒させて頂いたO氏でした。会うのは5年ぶり?かな。ご無沙汰しております~私は積もる話もあり、再び16:30ごろまでO氏と一緒に時間的に斜光線になりつつある宮浦の景色を撮影するのでした。

東泉町2号踏切付近は、コーンバーが置いてありました。コーンバーの設置目的は、明日初めて来る人向けに溝に落ちないように注意を促す表示なのかもしれません。門扉に近づかないようにするなら、この三倍は設置が必要ですからね。

この風景ももう撮ることは無いのか

門扉側を見ます

煙突を入れた並び~暗くなります

運転台見学の出来る炭鉱電車に焦点をあてました

露出補正を上げての撮影です。まあ悪くないかな?
流石に疲れてきたので、撤収しました。お疲れ様でした。
其の夜につづく
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ラストランイベント前日の宮浦の様子~午後 其の参
2021年7月21日 晴れ 14:00~ 三井化学専用鉄道 宮浦操車場

ここも開いています。先程の昇降階段を積んだトラックがここを出入りしました。

門扉が開いているので、ストレスフリーで撮りまくれます。こりゃあいい。

やや光線のいい、45t電車18号機

45t電車18号機と宮浦駅事務所

門扉の隣の小高い位置から、20t電車11号機

さらに解体が決定しているJ工場と11号機

イベントスタッフらが4人がかりで昇降階段を移動させています。重そうですが、木製だからまだマシかな?

設営が終わった様です

線路に沿ってこんなに△コーンが並ぶ光景はなかなか見られまい

明日のリハーサルを行っているようでした。マイクや音響のテストか。スタッフや職員を労っているのかな。

12号機の昇降階段

19号機の昇降階段
もうこうなるとまともな電車の撮影は出来ません。午前中に撮っておいて良かったです。
其四につづく
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ラストランイベント前日の宮浦の様子~午後 其の弐
2021年7月30日 晴れ 14:00~ 三井化学専用鉄道 宮浦操車場
明日のイベント設営の様子など

光線の向きが変化してくると、午前中よりも良い感じに写ります。

そんな撮影中に、大きな木製階段を載せたトラックが通り過ぎました。あれはもしかして~?

車庫方向へ行くと、普段閉まっている門が開いています。どうやら先程の階段は車庫に保管されていたようで、積んで出てきたところだったみたい。さきほどのトラックは空になってまたここに戻って、もう2個の階段を積んでいきます。

車庫北側の門扉も開いています。これはすごい!普段閉じているところが開きまくっています。

車庫の扉も開いています。こんなチャンスは二度と無いのだから、中をじっくり見てみたいな~。
今は空っぽでしょうが。
◆ずっと昔に一度だけ、開いている窓から中を見たことはあります(笑)。門扉から入ったことは一度もありません。昨年、中に入れる千載一遇のチャンス(イベント)がありましたが、平日開催のため仕事で出られなかった苦い想い出があります。平日開催ばかりで、基本土日しか確実に休めない私には都合が悪く。車庫内にはもう一生は入れないと思います。この開いている時に勝手に入ったら叱られるだけじゃすみません。ひょっとしたら撮らせてもらえるかもしれませんが、声をかけようにも誰もいませんし。

イベントの準備は手際よく進んでいます。
イベント会社さんは、こんな鉄道基地とかでの設営とか珍しいでしょうね。
線路を横切る形で設置されたコーンバーは、見学者の横断(踏切)通路位置なのでしょう。

暑くて堪らないときの唯一の日陰は宮浦駅事務所です。オアシスです(笑)。
この耐震補強も何もなさそうな木造建築、2年以内には取り壊されることでしょう。

階段がポツンと置いてありました。あれは明日のイベントで炭鉱電車の運転台に上り下りす昇降階段です。

陽なた側に来て、20t電車11号機が見える位置で撮ります。
其の参につづく
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ラストランイベント前日の宮浦の様子~午後 其の壱
2021年7月30日 晴れ 14:00すぎ 三井化学専用鉄道 宮浦操車場
大牟田市石炭産業科学館から真っ直ぐ宮浦操車場を目指しました。しかし猛暑なので、できるだけ日陰のある場所を優先して自転車を漕ぎました。なので厳密には真っ直ぐは行っていません。
こんなに猛暑の中、撮り鉄がわんさか居たら恐ろしいけれど、案の定だ~れも居ませんでした。
明日のイベントのための準備作業を、10数人ほどの関係者らが炎天下の下で黙々と作業していました。
いわゆる設営ですね。遠くから眺めてみましょう。

当日クルマで来て路駐されたら大迷惑ですから、またここは一般の大牟田市道ですから、路駐は絶対に阻止しなくては。

運動会とかでお馴染みのテントがいくつか建っています。

そのほか、資材の搬入が行われており、道が塞がっています。普通にここを通るクルマは迷惑しています。

レッドカーペットならぬ、グリーンカーペット(人工芝)を敷いています。

簡易トイレも設置しましたね。中には入れる人は一安心。

設置されたテントはレストコーナーだ。あそこは日陰になりやすいから、熱中症対応の涼しい休憩の場になるか。

明日のイベントの出入り口になる受付テントのようだ。

そしてここが出入り口となる。今まで一度も出入りしたことのない場所に、明日は足を踏み入れることになる。
其の弐につづく
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炭鉱電車と九州の鉄道~夏の鉄道展
2021年7月30日 12時ごろ 大牟田市石炭産業科学館 1F無料エリア

今回の大牟田遠征でラストランイベントの他に、毎年夏の恒例の大牟田市石炭産業科学館で開催されている夏の鉄道展にも行きました。
◆残念ながら、コロナウィルス感染拡大に伴う緊急事態宣言により、8月10日~休館になりました。

現在、大牟田市石炭産業科学館へのアクセスはクルマしかありません。
お隣にある巨大なイオンモールのバス停(終点)から徒歩10分以内でしょうか。
私はレンタサイクルですが、大牟田駅からここまでは平坦な道ではないので、かつ酷暑の中を走るのはかなりバテました。
途中、イオンモール内のフードコートで昼食を摂りましたが、熱いものを食べてお腹を痛める羽目に。自業自得です(汗

記念写真は撮りませんよ(笑)。

ここに来るのは1年ぶり。ちょっとだけ壁模様や設備が変わっていました。
館内のエントランスホール(無料エリア)の床に見慣れないものが印刷(ペイント)されていました。

大牟田市街・荒尾市の上空写真です。まるで上空から街並みを眺めているようです。
以前住んでいた場所、以前の勤務地、三井化学専用鉄道の鉄道線路、三池港などいろいろ懐かしいところがありました。
大牟田・荒尾にゆかりのある人たちなら楽しいかも。
◆間もなく撤去が始まる三井化学専用鉄道は、この床の写真が更新されない限りは残りますね~

炭鉱電車と九州の鉄道
写真展は入場無料。一通り写真鑑賞しました。そして休憩に良さそうなソファに腰掛けると半時間ほど昼寝してしまいました。
平日ともあってか、私以外の入場者は見当たりませんでした。
◆写真展の炭鉱電車コーナーには、炭鉱電車保存会のメンバーさんの投稿写真が30枚ほど飾られています。
そのほかにも、SL人吉、特急有明などのメモリアルアルバムが掲示されていました。
これらの模様を無断撮影して公開は出来ないので、とりあえずセーフな写真を5枚だけ紹介します。

題目:闇夜の炭鉱電車に会いに
45t電車18号機
撮影地:宮浦操車場 22:20
ISO8000 露出補正0 露出時間0.5s

題目:廃止後も線路の見回りは欠かせません

題目:もう君は来ない
撮影地:仮屋川操車場の線路終端

題目:鏡の中も11号機
撮影地:宮浦操車場

題目:新3並び(いつでも撮れた風景)
撮影地:仮屋川操車場付近で西鉄側
◆もう1枚見当たりませんが、訳あって差し替えされていました。
以上は私の投稿作品です。当ブログで既出写真だらけかと。
この後、宮浦操車場に戻りました。
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これで見納め?三井化学専用鉄道の旭町線風景
2021年7月30日 11:00~12:00ごろ 三井化学専用鉄道
◆まだ正式に廃線・踏切廃止届けを出していないのだろう

東泉町1号踏切では、まだ自動車の踏切での一時停止が続けられている。

旭町側は土のう袋が積まれていた

昨年の様な大雨で旭町踏切付近に大水が流れてこないようにするための措置か?これでは撤去に困るだろう。
将来、線路が撤去されたら止水壁の設置か、盛り土で堤防みたいにされるかな。

土のう袋を設置するのも大変だったと思う。土のう袋の奥は完全に廃線らしい風景に。

旭町1号踏切も同じく踏切信号機が生きている。

この踏切の設備を撤去するのもなかなか大変だろうね。昇降式遮断装置は交通量の少ない夜間に撤去かな?

線路の手前で踏切信号機で停車する風景も間もなく見納めか?この先の三叉路に信号機があるから、将来は線路跡をクルマが停車して埋める日が来るのだろう。そうなると歩行者の危険横断はなくなるのだろうか。
この後は、旭町駅事務所を眺めたりして、大牟田市石炭産業科学館に向かいました。暑い~。
その前にお昼ご飯食べたいです(笑)。
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ラストランイベント前日の宮浦の様子 その10
2021年7月30日 午前中 三井化学専用鉄道 宮浦操車場
この回で、午前の宮浦操車場の状況報告を終わります。
◆続いては東泉町2号踏切側から5両の並びを眺めてみましょう

斜めビューです。宮浦石炭記念公園の大煙突が入る様に撮ると、当然ながら炭鉱電車が黒く小さく写ります。

アップで撮りますが、20t電車9号機が見えません。
◆この際ですから、東泉町2号踏切の正面門扉から操車場中の真正面を狙います。

開放的な風景です。現役の時もたくさん撮った構図です。

右端の45t電車18号機をまともに撮ろうとすると、20t電車9号機が出発信号機の電柱と被ります。これが、きれいに真正面が撮れる限度かな?11号機がもう少し駅側だったら完璧でしたが、まあ仕方ない。

大煙突を構図に入れてズームで撮ります。

もう開かない門扉。
廃止後は最近一度だけ訓練?のために開いて、20t電車を工場線で走らせたそうです。

この風景が見られるのもあとわずか

東泉町2号踏切でした
これにて午前中の宮浦操車場とお別れです。(撮影時11:00)気温はかなり上がっており危険な時間帯になっています。
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