三池炭鉱鉄道の線路敷跡ウォーキング(2015-5-4) その1

2015年5月4日 雨のち晴れ 大牟田市内
2日前までは4日のお天気はずっと雨予報でした。雨天中止なイベントだったので、毎日祈るように予報が変わることを気にしていました。前日に傘マークが予報から消えてくれただけでも嬉しかったのですが・・・・。

翌朝イベント当日、お弁当を持って自宅を出たら「霧雨」が降っていました。何だかいや~な予感が。主催者からは中止の連絡はなかったので、集合場所の大牟田石炭産業科学館へ向かいました。まーなんとか、この程度の雨では(1時間程度で止む予報だった)中止にはならず。予定通り9:30に出発することになりました。

で、このイベントの参加者ですが16名(募集20名)もの健脚者が集いました。多分私が最若齢でして、ほとんどが40後半から60歳でした。上は70歳くらいがいたようでした。一見大丈夫なのか?と思われるようですが、聞いた話では参加者の中には四国霊場88ヶ所巡りや、山登り、JR九州ウォークの経験者が多く、平地の17キロなんかチョロいチョロいとか・・・・。私は普段仕事で12,000歩歩く程度なので、延々17キロ歩くのは滅多に無いので逆に不安でもありました(汗)。

主催者の大牟田石炭産業科学館から3名、他に3名の合計6名のスタッフさんがガイド役になりました。その中でも特に大牟田出身者であるed731003氏(スタッフの1人)の非常に詳しい説明(歴史、背景、調査・研究内容、独自見解など)により、大牟田をよく知る者でも、在住者でも「ここに〇〇があるなんて知らなかった」「そんな深い歴史があったんだ」「そういう理由でこの遺構がこの形で今も残っているんだ」という声が聞こえてくる程、参加者はウォーキングにかなり満足出来たようです(やべ~先に結論書いちゃったよ)(笑)。私もいくつか新発見があり大満足な「廃線ウォーク」になりました。それでも世界遺産の近代化遺産候補でかつ文科省の史跡になっている三池鉱山専用鉄道敷跡ウォーキングに大騒ぎになる前に参加出来たことはとても光栄に思います。

話が先になりますが、このウォーキングを終えた夜になって「近代化遺産の世界遺産登録の勧告が出たとのビッグニュースが日本中を駆け回りました。まるで我々がその吉報をイベントを通じて引き寄せてきたみたいな形になって少々照れくさいです。ウォーキングの日まではあまり見向きもされなかった大牟田の近代化遺産が翌日から一躍注目を浴びるようになったのですから。隣町の熊本県荒尾市の万田坑は以前から脚光を浴びていましたが、大牟田市の宮原坑、三池港は万田坑の影に隠れるかのようでしたから。

前置きが長くなりましたが、当日の熱が冷めない内にウォーキング内容を幾つかに分けて書いていきましょう。急がないと(笑)。

線路敷跡wolking (1)のコピー
スタッフの1人がこののぼり(フラッグ)を持って歩きました。1団22名の行列は一体何だ?と市民、通行者からの目を引きますから、こののぼりで「な~んだ」と思ってくれるでしょうか。この日まではその程度です。きっと翌日からは・・・。

そうそう、今回のコースは大牟田・荒尾市内にまたがる三池炭鉱鉄道の線路敷跡を反時計回りに歩くのです。でも「全線」線路敷跡を歩くことが出来ません。今回は、主催者が大牟田市と荒尾市の関係者に許可を得て入場した区間もあります。これは線路敷跡に大牟田市と荒尾市が管理する土地があるからなのです。他に企業や業者の私有地になっている区間が2キロほどありますので、そこへは当然入ることが出来ません(近代化遺産対象外でもあります)。

コースは石炭館→三川坑前(入りません)→三池港の広大な操車場があった場所→長崎税関三池税関支署→早米来踏切付近◆→◇→◆西原駅跡◇→◆原万田駅跡→緑が丘線分岐付近→妙見駅跡→万田坑◇→万田坑付近の公園で昼食→◆万田駅跡→◇諏訪川鉄橋◆→◇→宮原坑→◆→旧早鐘踏切◇→宮浦石炭記念公園→三池浜線沿い→明治町ポンプ場前→石炭館です。イマイチぴんと来ない方は地図と照合して下さい。記事の中にも地名が出て来ます。

ただ、道中私の呟きとかで先導者とed731003氏が時間と距離の許容範囲内でコースを変更したり、寄り道などしました。これは意味のある内容に繋がり、決して無駄にはなりませんでした。どうなったかは記事の中で~。

なおコース表のなかにある◆◇の記号の意味ですが、◆が線路敷跡に入る、◇が線路敷跡を出るということです。だから◆→◇の区間は線路敷跡を歩き、◇→◆の区間やその他は線路敷沿いや近くの道路を歩いているとします。

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では話を戻しましょう。石炭館を出た一行が最初に小川町の諏訪公園をショートカットしているとき、私が「諏訪公園の隅っこに炭鉱電車や四ツ山坑、大蛇山とかの壁画みたいなのがありますね」って先導者とed731003氏に呟いたら、「じゃあ、そっちに寄ってみましょうか?」って話になり、コース変更(笑)。

線路敷跡wolking (2)のコピー
ここは、諏訪公園の隅っこ。人も殆ど来ない「郷土のこころ」というスペース。写っている人達は全員参加者とスタッフ達。多くの参加者が口々に「ええ?こんな場所があったなんて知らなかったよ~」でした。実は私も1週間前に発見したばかりでした。

DSCF8831c.jpg
お目当ては炭鉱電車の壁画です。他にも四ツ山坑、三井港倶楽部、大蛇山などがあります。ついでに「月が出たで~た」の壁画は田川の炭鉱のものですと~ed731003氏が補足説明されていました。みなさん頷きます。

さてこの後は、諏訪公園の外周を歩き三川坑方面へ向かいます。

線路敷跡wolking (8)のコピー
有明沿岸道路の諏訪川大橋(アーチ状)の下にある鉄橋みたいなのが通称「ガタガタ橋」。昔、諏訪公園が出来る前は三川坑のための貯木場であった。坑内で使用するための坑木がたっぷり置いてあり、それらを小さなEL、のちにDLが貯木場と三川坑をこの鉄橋を渡って運んでいたそうだ。詳しくはガタガタ橋をご参照下さい(ググれ)。ガタガタ橋は、トロッコが走ると壊れそうな轟音をたてるという事から地元の人達にそう呼ばれているらしい。

また、晴れている日ならこの立ち位置から諏訪川河口の奥の沖合に初島という人工島が見渡せます。三川坑の海底に張り巡らされた通路の換気口が建っていたのだ。現在は無人島で野鳥の宝庫になっていて、上陸禁止になっているようだ。

線路敷跡wolking (10)のコピー
三川坑の正面門の前で休憩。ここでスタッフさんの紹介があった。
三川坑は今月から定期公開が決定しています。そのため柵から見えるように、2年前の初公開とは比べものにならないほど草刈りなどの整備が行き届いています。残念ながら世界遺産の対象外の施設ではありますが。

線路敷跡wolking (12)のコピー
続いて昔は広大な貨物基地(操車場)があり、高架桟橋や何本もの線路がひしめき合っていた三池港に来ました。今では考えられない程の線路があちこちにあったそうですが(私以外の参加者の殆どが当時を知っている模様(汗))、私はうしやん氏やed731003氏などの写真でしかみたことがございません。

線路敷跡wolking (13)のコピー
三池港の閘門が見えます。ここは近代化遺産に登録される場所。満潮時の写真ですが、干潮時に見ると面白い。ここでは詳しい説明は割愛します。

線路敷跡wolking (17)のコピー
今回歩いていて私がいきなり「あ~~!!」って叫んでしまいました。今まで草むらに隠れていたのか?初めて当時を偲ぶ遺構が出て来ました。参加者から「これ何?」って声が有り。私は「出発信号機ですね!」って真っ先に答えるところ、参加者の中に鉄ちゃんが少なかった?(この時点では参加者に私以外に鉄が居ないと見ていましたが、他に2人居ることが後から判明)。

線路敷跡wolking (18)のコピー
三池港前を歩く一行

線路敷跡wolking (21)のコピー
長崎税関三池税関支署付近に残る線路。数少ないレールが残っている場所です。やっと線路跡らしくなってきましたね~。

その2につづく。次はいよいよ線路敷後へゴ~!


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Comment

railway | URL | 2015.05.18 21:21
 三池鉄道の線路跡ウオーキング大変楽しく拝読しました。このような企画がこれからもたくさんあるといいですね。線路はなくなってしまいましたが、四つ山付近は私の子供の頃の遊び場でした。記憶を喚起しながら画像を拝見しました。
UTXC | URL | 2015.05.23 17:56 | Edit
>  三池鉄道の線路跡ウオーキング大変楽しく拝読しました。このような企画がこれからもたくさんあるといいですね。線路はなくなってしまいましたが、四つ山付近は私の子供の頃の遊び場でした。記憶を喚起しながら画像を拝見しました。
◆拙いレポートでしたが楽しんで頂きありがとうございます。
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Author:UTXC
こんにちは~(^▽^)/
全国の皆様へ~三井化学専用鉄道と大牟田付近で見られる貨物列車等の状況をお伝えします。魅力あふれる元気な炭鉱電車も紹介します。
撮影はほぼ毎週休日にしています。タンク車に代わるタンクコンテナ(銀・黄タンコ)や海コンらを今後も変わらず撮っていきます。
ここ宮浦操車場は1日中見ていても飽きません!

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