大牟田駅で撮影中の知人から、HD300-27のムド回送の入換えが始まったとかどうとか連絡が来ます。
大牟田貨物がウヤ明け、ウヤ開始する直前に、どういうわけかわざわざムド回送の専用列車を走らせます。
一般の鉄が見たら、一緒にコンテナと来たら・帰ったら無駄なく運べるのに~と思うでしょう。
しかし、このムド回送の特別ルールか契約になっているのか分かりませんが、まるで儀式のように行われます。
途中の交代時は一緒に運びますが~どうなんでしょうね?

さて、写真のようにHD300が留置されている場所は、駅南側の不知火踏切から望むとこんなところなのです。
大牟田駅は昔の石炭列車が何十両も連なっても平気なほど構内が広く、元貨物駅の特性上、線路有効長さも十分にあり、引き上げ線設備もばっちです。
本日のような最後の時はここまでEF81やED76が入線しますから、なかなか見応えがあります。

2014年6月15日 ウヤ明けの時に連れて来たDE10ムドの様子です。
左のED76は4093レの通過貨物、EF81が大牟田まで牽引してきた機関車です。

さて、HD300(DE10も同じですが)が動き始めたら、留置場所から不知火踏切に向かって右側の引き上げ線を南下します。
ちなみに私はこの撮影を不知火踏切上から行っています。

振り返って、左側の引き上げ線を見渡します。

そしてあの奥の分機器がある奥まで進み、構内信号機を頼りに機回しします。

左側の市道から撮影したらこんな感じ。写真は21号機。

2014年6月15日
右側の市道側(上り線側)から撮ったらこんな感じです。今日はこんな風景が望めたでしょう。大概の撮り鉄はホームから狙うでしょうが。

停止位置から渡り線を2度通過し

不知火踏切手前の一番右側に入線し

踏切を通過し

写真の右から3番目の5番線路に入って行きます。
通常HD300は往復ともに、このルートを通ります。ムド回送日の時だけ、右から2番目の4番線路をまっすぐELが引き上げ線に進みます。

駅北側の有明町踏切でさらにスイッチして、4番線にいる貨物編成と連結し、時間まで待つときが唯一HD300(DE10)が4番線路に入線して走るときです。なのでHD300(DE10)が、不知火踏切から直接4番線路には入りませんし、入っても意味が無いのです。
◇今日のようなムド回送上りの時、HD300が構内をいつものように自走して、4番線路上にいるEF81に連結して、そこから出発すれば楽なのに~と思うかもしれませんが、大牟田駅特有のなんらかしらのシステム上、EF81が駅の脇の留置線までお迎えにいかないと駄目なようです。また、4番線路から仮屋川行きは構内信号で出発できますが、大牟田貨物1152レの本線列車の出発は見たことが無く出来ないのかも。4番線には荒尾方面から入線して、本線信号機で出発は出来るのでしょう。それも見たことがありませんが。

今日の8152レで5番線路からの本線列車出発は最後になる。すると写真の大半の貨物運転でしか使われない線路や信号設備はお役ご免になるだろう。
ただし、線路の土地返却が必要な三井化学専用鉄道と違い、JR側は計画がない限り線路設備は当面放置と思います。
また大牟田駅の4番線路の荒尾寄りには、常時夜間に電車の留置が行われているので、撤去というわけにはいかない。
また、ダイヤの乱れで4番線に列車などを待避させる必要もあるでしょう。

この跨線橋からの貨物列車の停車中の眺めはもう見られないでしょう。寂しい限りです。

何にせよ、これまで列車の有無に関わらず、一連の記録が出来ただけでも良いとしよう。
最後は誰もしたがらない、夜の大牟田駅での撮影でHD300を見送りましょう。思い切り長時間露光撮影を楽しんでいました。
つづく

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