2020年は最初からコロナ騒動で始まらなかったが、3月ごろから誰も予想しない状況になり現在に至る。
①大牟田の鉄道が廃止になったことが1番ショックだった
書きたいことはいっぱいあるけれど、とにかく運転が終わってしまったのが辛かった。
でも、ここで働いていた職員・関係者らの職や伝統が奪われたのはもっと大変なことだと思います。無念もあるでしょう。

市街地図もいずれ書き直される日は来るのだろうか。廃止後でも見られる線路の地図。
②炭鉱電車のお別れイベントが出来なくなったのは残念
私も大牟田に7年住んでいましたが、あのような水害は記憶にありません。2015年も宮浦操車場は若干浸水していますが
大事に至らなかった模様。今回は完全にたたきのめされた感があります。電車が再起不能になるとは残念無念。
いっこうに収束しないコロナ感染症のこともあり大規模イベントは自粛に追い込まれ・・・、あとはご存じの通り。

宮浦操車場の正門は廃止後一度も開かず

夕陽に染まる東泉町1号踏切の警報器

仮屋川操車場の線路終端部
③炭鉱電車を残そうと活動する、「NPO炭鉱電車保存会」が発足
保存会は3月に発足し、秋頃にNPO法人化されました。大牟田・荒尾在住の老若の会員を中心に今すぐ出来ることから
様々な活動が行われています。最近では、大平駅の清掃・除草活動、荒尾・大牟田両市での炭鉱電車写真展の開催と
電車の保存活動のための署名活動などが行われています。私は県外の会員で、これといった直接の活動は難しく、
現状は寄付と会費を納めながら、SNS上で知恵や工夫などを助言している程度です。
専用鉄道や電車はまだ三井化学の所有物なので、具体的に触ることは不可能です。線路は2021年から撤去開始とのこと。
廃止後でも手つかずに残されている線路設備を撮影するならお早めに。なお、錆びたレールや雑草はもう仕方がありません。
というか~廃止後の線路や設備を撮る人は、今までと違うジャンルのマニアかもしれませんが。私はどちらにも属しません。

仮屋川操車場は意外と草が生えていない。除草剤が効いているのか?
家屋が近くに多いから、草ぼうぼうにならないように日頃から気をつけていたのでしょうね。
ここは将来宅地整備されるのかな?アクセス道路はろくにありませんが。

東泉町1号踏切~旭町1号踏切は草が覆い繁り始めていました。ここは家屋もないし~遊歩道になったら良いのですが。

東泉町1号踏切は、二度と電車は来ないと分かっているクルマは走り抜け、踏切は一時停止とルール通りのクルマとの事故がありそうで怖いです。いつかすべてのクルマが止まらず走り抜けることでしょう。

旭町1号踏切の第二種踏切の設備は健在。南方向へのクルマは踏切信号機が機能しているため、線路上での停車は今もありません。いつかこの信号機がなくなって、この先の三叉路の信号機を基準に整列停車する光景に代わり、また無謀な横断が出来ない様に中央分離帯が整備されるでしょう。

毎年5~6月の年次ウヤの時もレールは真っ赤になりましたが、今回の錆度合いは格別に見えます。
④奇跡の復活を遂げた3両の20t電車と、それらを修理した関係者に多大な感謝と労いを。
9号機が復活し、11、12号機も走れるようになり、毎週月曜日(祝日はウヤ)の8時から錆び取り運転を行っている模様。
この試運転・錆び取り運転は、我々に何かを訴えかけているようだ。
動態保存か静態保存か、どこが行うのかも今の時点では未定で、予算も相当必要なので問題は山積みである。
将来、具体的な方向が決まり、クラウドファンティングの話になったら是非協力したい。今の私にはそれしか出来ないから。

復活した20t電車9号機は、車庫前で佇む。専用鉄道の架線電力は夏の水害で変電設備がダウンし喪失している模様。バッテリーは車庫内の設備で充電出来るが、水色のパンタグラフを上げての軽快な運転を見ることは二度と叶わないであろうか。
◆各写真は、2020年10月下旬撮影(2020年最後の大牟田遠征)
読者の皆様、本年は当ブログを読んで頂きありがとうございました。
来年も細々と記事を書けるだけ続けて参りますので、よろしくお願いいたします。
よいお年をお迎えください。

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